デザイナーでもマーケティングは必須!売れるデザインを作るための3つの視点とは

デザインは見た目がよければいいと思っていませんか?

デザイナーって「カッコいいものを作る人」「おしゃれに仕上げる人」みたいなイメージを持たれがちですが、ただキレイなデザインを作るだけでは、売上にはつながりません!これ、ほんとです!!

実際、私のところに相談に来てくださった方の中には、

・おしゃれなチラシを作ったのに、全然反応がない…
・SNS用の画像をプロに作ってもらったのにフォロワーが増えない…
・かっこいい広告バナーになっているのにクリックされない…

ということが多々あります。

せっかく気に入った見た目のデザインを使っているのに反応がないなんて、がっかりしちゃいますよね〜。でも実はその原因は「見た目」だけを重視して作られたからかもしれません。

売れるデザインを作るには、マーケティングの視点が必要です。
今回は、「売れないデザイン」と「売れるデザイン」の違いを作る3つの視点についてお話しますね!


【その1】デザインを作る前に「会話」が大事

「さぁ!デザインを作るぞー!」というと、いきなりソフトを開いて作り始めると思われがちですが、
実は最初にやるべきことは、クライアントとたくさん会話することです!

他のデザイナーさんのことは分かりませんが…私の場合を例にお伝えすると、デザインを作るときは、こんな流れで考えています↓

デザインが欲しい目的を明確にする
 「誰に届けたいですか?」「どんなお客様にどう思って欲しいですか?」などなどいっぱい質問をしてクライアントがデザインを使って達成したいことを教えてもらいます
クライアントがターゲットにしている人になりきる
 会話から明確になったターゲットに私自身がなったつもりで想像しまくるのです。 
「どんな悩みがある?」「どんな言葉が刺さる?」「なんで必要?」「買わない理由はなんだ?」と一人でブツブツ(笑)誰にもみられたくない姿ではありますが、結構な時間を使って妄想に励みます。
今まで成果が出なかった原因を見つける
 会話をする中で、「これまでやってきたのになぜうまくいかなかったのか」という部分を一緒に見つけます。仮説ではありますが、「きっとターゲットさんはこう思ったから欲しくならないんだと思う」というのが見えてきます(実例:問い合わせをもらって速攻で化学式だらけの説明書を送りつけていたり、文字だらけのメッセージだけを送って向こうからの連絡をまつだけだったり)

この「会話しながら気づきを得るプロセス」がとても重要で、これをやるからこそ、ただの「カッコいいデザイン」じゃなくて「売れるデザイン」ができるんです。カッコいいデザインはデザイナーの自己満足になりかねないので、しっかりとクライアントが求めている成果から逆算して作ることが重要です!


【その2】デザインは「ターゲットの行動をエスコートするもの」と定義する

これは私が勝手に定義づけをしたものです(^^;)一応数学科出身なものですから、定義とか前提とか基準とか、クライアントに伝える訳ではないのですが私自身の中に常に持っているものです。
だからデザインを作るときは、「おしゃれ」よりも「ターゲットが行動しやすくなるのか」を基準に考えます。

例えば…

*CTAボタン(クリックボタン)の色や配置
ポスターのキャッチコピーの位置やサイズ
何を伝えたいかがパッとわかる見た目になっていること

など、デザインを見てくれた人の行動を設計していきます。

実際に、私がデザインを考えたLINEリッチメニューでは、それまで「登録は増えても問い合わせゼロ」だったアカウントが、デザインを変更した当日に2件の問い合わせが発生!

もともとは、別のデザイナーさんが作ったおしゃれでキレイなデザインのリッチメニューだったのですが、「行動につながる」という点を意識して私が作らせていただいた結果、反応が大きく変わりました。これがデザインのチカラです(^^)


【その3】ターゲット目線のデザインをする

デザイナー本人がどう思うか?ではなく「見た人(ターゲット)がどう感じるか?」を意識します。

例えば、

*ターゲットがパッと見た時に心を掴めるか?
*デザインの中に「なくていいもの」はないか?
*ターゲットにだけ刺さるものになっているか?

結構間違いがちなのは「誰にでも刺さるデザインをしたい」と思ってしまうことです。これはデザイナーさんの添削をしているときによく直させていただく部分なのですが、「ターゲットは絞った方が実は広く刺さる」ものなんです!「ターゲットを絞るのが怖いとクライアントさんがいうから…」ってみんなよくいうのですが、ターゲットがいっぱいいるならそれぞれに絞ったものを複数出せばいいんです。

実際に、整体院さんのチラシでは腰痛の人向け、膝痛の人向け、カラダがだるくて重い人向け、などそれぞれに分けてチラシを作ったことで反応が大幅にUPしました。

また、「ハガキDM」のデザインをさせていただいたクライアントさんは、セミナーの申込者3分の2がDM経由という驚きの結果になり、「もしハガキを使わなかったら100人中約60人も失うところだった」と言ってくださいました。

デザインは伝えたいことを、伝えたい人に向けて、正しく伝えるものでもあるので、万人に届くデザインなんてものは必要ないんです。あれば私も知りたいです(笑)


まとめ:デザイン × マーケティング視点を持つと、売れる!

「カッコいい!」「おしゃれ!」と言われるデザインを作るだけでは、クライアントに売上をもたらすことはできません。それだけでいいなら世の中にあるステキなテンプレートを使えば誰でも成果を出せているはずです。でもそうじゃないですよね。

テンプレートにはクライアントに合わせたマーケティングの視点が入っていません。

私がデザインをする上で大切にしている3つのポイントをまとめると↓

*クライアントとの会話を大切にする
*見た目ではなく「行動をエスコートするデザイン」にする
ターゲットだけに正しく伝わることを意識する

これが私が考える「売れるデザインを作るための3つの視点」です!

デザインを専門家に依頼する人も、これからデザインを学ぶ人も、「デザインって見た目だけじゃないんだ!」と感じてもらえたら嬉しいです。


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マーケティングもデザインも、学べば学ぶほど「知らないままじゃもったいない」と感じています。どんどん取り入れて成果出すデザインを使っていきましょー!

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