見た目より、読み心地を意識したデザインを!

ぱっと見て伝わるデザインを作りたいものですよね^^

色合いや画像、タイトルの配置などはすごく意識されがちですが、
実は「文字」の見せ方にもこだわるのが大切だと私は思っています。

「文字」というと、「どんなフォントを使えばいいのか?」と聞かれることが多いです。

もちろん、フォント(文字の形)も大事。
だけど、もっともっと大切なのは、
文字と文字の間隔、行間、改行のバランス

これらが整っているだけで、伝わり方はガラッと変わるんです。

おしゃれなフォントを使いたい気持ち、よ〜くわかります。
でもそれによって読み心地が悪くなってしまったら、本末転倒ですよね^^;

「読み心地」というのは、
見た目のかっこよさやフォントの種類以上に、
行間・改行・余白も全部ひっくるめて設計します。

読みにくいと、“離脱”される!!

よくある残念なケース、心当たりありませんか?

  • 行間が詰まりすぎている
     →読む気が失せる!
  • 改行の位置が不自然
     →理解が遅れる
  • 強調が多すぎ
     →逆に伝えたいことがボケる

内容がどれだけ良くても、読みづらいだけで読まれないって、もったいないですよね。

でも大丈夫。これは「読みやすさの設計」を知れば解決できる問題です。

ちょっとした行間、改行、余白の意識だけで、読み手の反応はグッと変わってきますよ^^

読みやすさは“信頼感”にもつながる

読みやすい文章や資料って、
それだけで「丁寧に作られてるな」
「この人、ちゃんとしてそう」
「わかりやすい」と思われます。

読みやすい=安心できる
丁寧な印象=信頼できそう

…って、無意識に判断されているんですよね。

だから私は、読みやすさをものすごく意識して作ります
文字同士の距離も、1つずつチェックします。

カタカナ、ひらがな、数字、漢字…
いろんな文字が混ざり合う日本語は、
同じフォントでもそのままだと、
どこか気持ち悪いズレ
生まれることがあるんです。

ほんのわずかな隙間だったり、
並び方のリズムだったり。

それが“読み心地”に影響するからこそ、
細かい調整は欠かせないと私は思っています。
(というか、その調整が好きでたまらないwとも言います)

最初は知らなかった、「読みやすさ」の整え方

実は私も、デザインを始めたばかりの頃は
文字間隔や行間にそこまで意識を向けていませんでした。

改行の位置については、会社員時代にみっちり教わったんです。
(プログラマーだったのですが、議事録や週報で結構しっかり指導されていました^^)

でも当時は、
「文字の間隔が変えられる」なんてまったく知らなかったんです。

ずっと「この隙間が当たり前なんだろうな」って、なんとなく思っていました。

でもあるとき、文字の間隔を絶妙に整えたデザインを見かけて、
「なにこれ!?私にもできるの!?」と感動して。

調べてみたら、Adobeの操作で
簡単に調整できることがわかって、
一気に世界が開けました。

それ以来、チラシでも資料でも、文章部分は必ず微調整しています

  • 行間を少し空ける
  • 改行の位置を整える
  • 文字の並びやリズムに違和感がないかをチェックする

ほんの少しの差なんですが、読みやすさが劇的に変わるんです。

そして驚いたのが、そのあとのお客様からの反応

「すごく読みやすい!」
「内容が頭にスッと入ってきた」
「この見た目、気持ちがいい」

そんな声をいただけたとき、
読み心地って、“伝え方”そのものなんだって心の底から思いました。

読ませようとしすぎると残念な見た目になる

「これ読んで!こっちも読んで!全部大事だから!」
そう思う気持ち、よ〜くわかります。

だって、伝えたくてチラシや画像を作るんですもんね。

でも、ついつい文章を詳しく書きすぎて、
文字がびっしり…!!なんてこと、ありませんか?

さらに、「ここは特に大事な話だから」と、
太字・赤文字・下線を多用してしまう…。

実際、こういうパターンは本当に多いです。

一歩引いて遠くから見てみると、
下線だらけ、赤文字だらけ。
モザイクか!!!ってみたい目に(笑)
こうなってしまうと、実は普通の黒文字の方が目立っているという
矛盾が起きてしまいます。

目的は、「全部読んでもらうこと」じゃなくて、
まず読んでもらうこと」。

そのためには、
「読ませる」より「読みやすくする」ことの方が、よっぽど効果的です。

読みやすさは、「つい読んでしまった」という奇跡を生みます。
そして、読んだ人にこう思ってもらえるかもしれません。

「この人の文章って、なんか読みやすいな〜」って。

実際、これまで見てきたお客様の文章は、どれも本当に素晴らしい内容ばかり。

だからこそ。
“読まれさえすれば、信頼される文章”がたくさんある。

だから私は、見た目よりも“読み心地”を整えることを、いちばん大切にしているんです。

「読み心地」の次に大事なのが、フォントの選び方

私は普段、ちょいちょいお客様にデザインの考え方や作り方をお伝えしています。

最近はCanvaなど、誰でも簡単に使えるデザインアプリのおかげで、
ご自身でチラシや画像を作る方もとても増えてきました。

そして、そういうときに必ずといっていいほど聞かれるのがこの質問です。

「明朝がいい?ゴシックがいい?」
「もう少し優しいフォントの方が合ってるのかな?」

そうなんですよね〜、選べてしまうからこそ、どれが“伝わる”のかが難しい!

そこでこのたび、
「伝わるデザインのフォント選び」をテーマにしたセミナーを
開催することにしました^^

行間や改行などの読み心地を整えた上で、
どんなフォントを選ぶかで伝わり方がさらに大きく変わるということを、
実例を交えながら、わかりやすくお伝えします。

「どのフォントを使えばいいか、なんとなくで決めてたかも…」
「自分の世界観に合った文字が知りたい!」という方にこそ、ぜひ。

詳細はこちらからご覧いただけます(2025年6月の案内です)
▶︎ https://aotenjo.net/design_font_2025

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